独言 全互協会員様へのメッセージ『互助会通信』連載 140

冠婚葬祭財団創立10周年

 一般財団法人冠婚葬祭文化振興財団が創立10周年を迎えた。人の一生に関わる儀礼である冠婚葬祭に代表される人生儀礼の文化を振興し、次世代に引き継いで行くための事業を行い、わが国伝統文化の向上、発展に寄与することを目的として、2016年(平成28年)に設立された財団だ。現在、わたしが理事長を務めさせていただいている。
 1月20日、財団創立10周年記念行事がホテルベルクラシック東京で開催された。冒頭、15時から記念パネルディスカッションが行われた。
 テーマは「葬儀の力~過去・現在・未来~」。この分野の研究における第一人者である山田慎也氏(国立民俗博物館 副館長)をファシリテーターにお迎えし、これからのアカデミズムを牽引する女性研究者三人をお招きした。わたしもパネリストの一人として参加させていただいた。
 ディスカッションの最後に、山田氏から「最後に一言お願いします」と言われたので、わたしは最新刊の『こども冠婚葬祭』(昭文社)の見本を掲げ、「『冠婚葬祭』とは、人の一生における大切な節目を祝い、見送り、感謝する日本の文化です。行事のかたちが変わっても、人の心のあたたかさは変わりません。むしろいまだからこそ、礼を尽くし、感謝を伝える時間が大切なのです。冠婚葬祭はみなさんの心をゆたかにし、人生を輝かせてくれます。わたしは冠婚葬祭の大切さを、命をかけて伝えていきたい」と訴えた。
 パネルディスカッション終了後、祝賀会が開催された。経済産業省をはじめ、冠婚葬祭業界、仏教界、学界、マスコミなど、数多くの参加者が集い、盛会となった。ご参加賜ったすべての方々、この日まで準備を重ねて下さった財団の委員会メンバー・事務局スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。