はじめての論語 『リトル・ママ北九州』連載 第12回

八徳で幸福な人生を

一年間にわたって連載してきました「はじめての論語」ですが今回で最終回となります。最後のまとめとして、孔子さまの教えのなかで大事な八つの徳「仁義礼智忠信孝悌」を身につけていきましょう。

「仁」思いやり、いつくしみの心をもつこと。
「義」間違ったことをせず、道理にかなった行動をすること。
「礼」人を大事に思う心を行動にあらわすこと。
「智」正しいことと間違っていることの違いを知ること。
「忠」まごころで人とお付き合いすること。
「信」嘘を言わないこと。相手の言葉を疑わないこと。
「孝」お父さん、お母さんを大切にすること。
「悌」自分よりいいところがある人を尊敬すること。

この八つは、「立派な人間になるためには、これを身につけることが大事ですよ」という教えです。そして、これら八つの徳を身につけた人を「君子」といいます。

君子は生まれつきなれるものではありませんが、努力すれば誰でもなることができます。

お母さん、お父さんが「八つの徳」を身につけて子どもたちと接することで、子どもたちはしっかりと学び吸収していくはずです。 子どもたちがこれからの長い人生を幸せに生きていくために「八つの徳」という目に見えない宝物を授けてあげましょう。

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