【サンレー】一条真也(佐久間庸和)の名言紹介#カタチにはチカラがある
「カタチ」とは儀式のこと。儀式には、人の魂を整えるチカラがあります。揺れ動く魂にカタチを与えることで、不安を安定に変える――それが儀式の本質です。初宮参り、七五三、成人式など、人生の節目で行われる儀式は、成長する魂を支える「魂のコントロール術」なのです。
結婚にも、魂を結ぶチカラがあります。かつては結納・結婚式・披露宴が三位一体で行われ、新郎新婦や両家の絆を固く「結び」ました。しかし今ではその結納の文化が薄れ、「チョウチョ結び」のような軽い結びに。儀式のカタチを省略した結果、絆の脆さが離婚の増加につながっているとも言えます。
老いゆく魂も、儀式によって癒されます。還暦、古稀、喜寿などの長寿祝いは、高齢者が人生を重ねてきた証として、社会的に祝われるべき“勝利の儀式”です。それは「老いの神話」を払拭し、高齢者に尊厳と自信を与えるもの。カタチによって、老いは祝福に変わるのです。
そして人生最後の儀式、葬儀。愛する人を失った心に物語のカタチを与え、不安と悲しみを癒してくれるのが葬儀の力です。ドラマとしての儀式があるからこそ、人は再び歩き出せる。儀式には、再生の力が宿っているのです。だからこそ――「カタチには、チカラがある」。