【サンレー】一条真也(佐久間庸和)の名言紹介#親の葬儀は人の道
親を見送り、その葬儀を務めることは、人として最も大切な行いのひとつです。古今東西、葬儀を不要とする民族や宗教は存在しません。儀式としての葬儀は、人類の文化と存在基盤そのものであり、「親の葬儀は人の道」という言葉には、その根源的な意味が込められています。
孔子が開いた儒教において、親の葬儀をあげることは「人の道」とされました。孟子もまた、人として最も大切なのは親の葬儀をきちんと行うことだと説いています。さらに、西洋哲学の巨人ヘーゲルも「親の埋葬倫理」を説き、肉親を丁寧に送り出すことを人間の基本倫理と位置づけました。文化や時代を超えて、同じ価値が重んじられてきたのです。
葬儀とは、愛する家族への最期の感謝を表す場でもあります。介護、看取り、通夜、葬儀と続く一連の営みは、単なる形式ではなく、人が人として生きるための核心的な営みです。悲しみの中にあっても、務めを果たした満足感と感謝の念が心を支えてくれるのです。
親を送り出す営みを大切にすることは、次の世代へと道を示すことでもあります。葬儀を通して、人は「縁」を実感し、自分がどのように生きるべきかを学びます。「親の葬儀は人の道」。それは過去から未来へと、人類が普遍的に受け継いできた、人間の尊厳を守るための最も根本的な道なのです。