【サンレー】一条真也(佐久間庸和)の名言紹介#月光は慈悲の見える化
月の光には、どこか特別なやさしさがあります。
太陽のようにまぶしくはないけれど、暗闇を静かに照らし、人の心を落ち着かせる。そのやわらかな光を見つめていると、まるで「慈悲」が形になって現れたように思えるのです。ブッダは満月の夜に生まれ、悟りを開き、そして旅立ったと伝えられています。月光は、めざめた者の心を映す光なのです。
人は太陽を直視できません。
けれど、月ならば見つめることができる。光の強さではなく、やさしさによって人の心を包み込む。それゆえ、あらゆる宗教が月を聖なる象徴としてきました。月は「万教同根」――すべての信仰がつながるシンボルでもあるのです。対立ではなく調和へと導く光、それが月光なのです。
わたしは、ロウソクの灯もまた地上に降りた月光だと考えます。
結婚式でも葬儀でも、祈りの場に灯されるその小さな炎は、
自らを燃やして周囲を照らす「利他」の象徴。それはまさに慈悲の実践そのものです。人が皆ロウソクのように生きれば、世界はきっとやさしくなるでしょう。
夜空に月が出ていない夜、わたしは「ムーンキャンドル」を灯します。
ゆらめく炎の中に、目に見える形で「慈悲」を感じるのです。
月光とは、心の中にあるやさしさが光となって現れたもの。
人が人を思う心があるかぎり、月は決して消えることはありません。